僕たちの「現代の文通」の日々

これは2年ほど前、私が新入社員として入社した会社での出来事です。私の会社のビルは、様々な部署が入居しており、昼休みには社員食堂やカフェテリアに多くの社員が集まっていました。私も昼休みには、同期入社の社員たちとカフェテリアに集まって昼食を摂るというのが日課となっていました。

http://hongkongoilpainting.org/

そんな中数ヶ月が経ったある日、お昼休みのカフェテリアに、とても綺麗で可愛らしい、単刀直入に言ってしまえば私のタイプな女性が現れました。意識してみると、翌日も、翌々日のその女性はカフェテリアに来ました。同い年か、もしくは自分よりも少し上くらいの方だったと思いますが、ある日私は帰り際に自分の名刺を渡しました。

オフィスに戻った私は自分の奇怪な行動にひどく後悔しました。そんな後悔を抱えたまま1日を過ごしましたが、その翌日社用のアドレスに見慣れない名前からのメールが届きました。なんと彼女が私の名刺を見てメールをくれたのでした。

その日から、私たちは1日に2,3通のメールのやり取りを仕事の合間に行うようになりました。仕事で行き詰まった時などに、彼女からのメールが来る事が何よりの楽しみとなっていました。お互いに毎日お昼休みにはカフェテリアに来ていましたが、直接会話をすることはなく、メールでのやり取りの日々が続きました。

このような関係が半年ほど続いた後、私たちのメールのやり取りは彼女の異動によって、それ以降続くことはなくなりました。あれから月日は経ちましたが、今でも時々仕事の合間の「文通」の日々が懐かしくなる時があります。